創立30周年記念演奏会 広き野に――バラライカの幻想とノスタルジー

 2012年1月21日(土)、東京・紀尾井ホールにて、東京バラライカ・アンサンブル創立30周年記念演奏会を開催しました。
30周年の集大成となるこの日、満席近い(750名ほど)ご来場者を迎えることができました。ご来場の方々だけでなく、関係各方面からもたくさんのお祝いの言葉、メッセージをいただきました。また、ロシア民族楽器を育んだロシアの地からも祝辞が届きました。オシポフ記念国立アカデミーロシア民族楽器オーケストラ、ズウィキナ記念国立アカデミーロシア民族アンサンブル“ロシア”、国立サハ共和国フィルハーモニーなど、わたしたちにとってはこの上ない喜びでした。この演奏会に心を寄せてくださったすべての皆様に深く感謝申し上げます。
 
 なお、開催にあたってのご挨拶を記しておきたいと思います。プログラムの「ご挨拶」からの抜粋です。
「昨年春うららかなある日、練習場で吉岡弘行氏が「古き菩提樹」のタクトを振り上げた手を、ふと止めてつぶやきました。『先週、わたしは北川先生のお歳を越えました』。TBEの創始者であった北川つとむ氏が49歳の若さで亡くなってから6年になります。TBEがこんなにもしっかり活動を続けてこられたのは、二人の才能ある指揮者に恵まれたからに他ありません。
 どこの国でもそうなのでしょうが、若い人たちの伝統的な民族音楽ばなれがロシアでも話題になることがあります。今回快く共演を受けていただいたツィガンコフ夫妻、ザジーギン夫妻も、『TBEがロシアの民族楽器と音楽を、ロシア人よりも熱意を持って守ってくれているのを見ると、本当に胸が熱くなる思いです。』と言っておられました。
 今回30周年記念演奏会を迎えるにあたり、どうしてもプログラムにのせたい曲を選曲しました。加えて、日本の心を大切にする意味とTBEの可能性を広げることを目指して、吉岡弘行氏がTBE用に編曲した『月夜八景』を合唱団リンニーズと共演することとなりました。
 30年の集大成、TBE渾身の演奏をご期待ください。」
 

会場: 紀尾井ホール
後援: ロシア文化フェスティバル組織委員会/ロシア連邦大使館
 
<出演>
指揮: 吉岡弘行
東京バラライカ・アンサンブル
アレクサンドル・ツィガンコフ(ドムラ) & インナ・シェフチェンコ(ピアノ)
ヴァレリー・ザジーギン(バラライカ) & ラリーサ・ゴドリヴ(ピアノ)
混声合唱団 Linlees/リンリーズ
司会: ニキータ山下
 
第1部
 ピアノ組曲〈四季〉より「2月 冬おくりの祭り」 P.チャイコフスキー
 交響詩「中央アジアの草原にて」 A.ボロディン
 バイカルの伝説 N.ブダーシュキン
 剣の舞 A.ハチャトゥリアン
 バラライカコンチェルト「トロイカ」 N.ブダーシュキン
 ドムラコンチェルト「若草」 A.ツィガンコフ
 ロシア狂詩曲 G.シェンデェリョフ
第2部
 序奏とチャルダッシュ A.ツィガンコフ
 カルメン幻想曲 P.サラサーテ
 古き菩提樹 P.クリコフ
 ドムラコンチェルト「パデスパン」 A.ツィガンコフ
 バラライカコンチェルト「グロテスクと瞑想」 E.トロスチャンスキー
 月夜八景 吉岡弘行
アンコールに応えて
 ララのテーマ M.ジャール
 百万本のバラ R.パウルス
 ヴェニスのカーニバル N.パガニーニ
posted by t-b-e-b-e at 15:11 | Comment(0) | TBE写真集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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